F-BLOOD 2ndアルバム「Ants」
2008年でデビュー25周年を迎える藤井フミヤ・藤井尚之兄弟が、10年ぶりにF-BLOODの2ndアルバム発売で再始動しました!
年末の武道館ライブでは、先駆けて6曲をお披露目してくれたわけですが、このアルバム。実にいいです。
ハモリ好きな私としては、兄弟のハーモニーにはメロメロです。
やっぱり他の誰よりも彼らのハーモニーが好き。
ポップでロックで、さわやかでハードで、いろんな楽曲が詰まっています。
RAWGUNSの洗練されたサウンドとは違って、原点回帰的な音作りとでも言うのでしょうか。
作詞はフミヤ、作曲は尚ちゃんな訳ですが、二人ともチェッカーズ時代から相当数の作詞・作曲を手がけているにも関わらず、まだまだ持ち味を十分発揮しています。
そしてすぐに口ずさめる曲ばかりで、どこか懐かしさも感じるアルバムです。
なんか聞いたことのあるフレーズ?メロディー?音?っていうのがそこかしこに漂っていて。
骨太ロックでどちらかという暗いイメージの1stアルバム「F-BLOOD」とはちょっと違って、意外と明るい印象かな。
サウンドは鍵盤なしで、どロックですけどね。
1. 世間知らずな膨らみ
2. 恋するPOWER
3. Ants
4. 太陽の唄
5. カモなのかも
6. 破滅の週末
7. DOWNTOWN 12
8. 鼓動の夜曲
9. 口笛
10. 路地裏のからすたち
11. I LOVE IT! ドーナッツ!
12. Serendipity
13. hand in hand
●世間知らずな膨らみ
●Ants
「世間知らずな膨らみ」は現代の若者を、「Ants」は格差社会を風刺した詩で、こういうのはちょっと久しぶり?
というか、フミヤがアルバムの作詞を全部手がけたっていうのが、2003年の「RIHGT HERE! RIHGT NOW!」以来だからなのかも?
尚ちゃんの曲を歌うっていうのも随分と久しぶりかもー!
M1のサビでハモリが入れ替わるところが、これぞF-BLOOD!です。好きだなぁ、こういう感じ。
●恋するPOWER
●I LOVE IT!ドーナッツ!
めちゃめちゃポップな2曲です。
恋愛っていいなー!って思わされる詩と、ドーナッツの方は言葉遊びを交えながらもエロモード全開です。
一度聞くだけで、頭の中をメロディーがぐるぐる回ります。
「恋するPOWER」のAメロは掛け合いになっていて、これまたF-BLLODらしいです。
●カモなのかも
女性目線の詩で、キレのあるロックで、これがまたクセになるメロディーでして。
頭の中をぐるぐるぐるぐる回っちゃいます(笑)。
●破滅の週末
チェッカーズっぽい歌謡テイストなロックを狙ったそうで、スピード感がありますね。
●DOWNTOWN 12
F-BLOOD初のインスト。
聞いた瞬間、アブラーズだ!チェッカーズだ!って思っちゃいます。
変拍子の曲はカッコイイの一言に尽きます。
聞き覚えのあるようなブルースハープとサックスの掛け合いが絶妙です。
●鼓動の夜曲
美しいバラード。いわゆる、尚バラですね(笑)。
●口笛
ずっと口笛?って思ったところで、フミヤの歌声が響いてきます。
最後がフミヤの歌と尚ちゃんの口笛が重なるところがキレイ!
●路地裏のカラスたち
尚ちゃんボーカルで、味がありますね。チェッカーズっぽいかも。
●Serendipity
チェッカーズで言うなら「BLUE MOON STONE」みたいなさわやかーな風が吹いてくる曲。
好きですね・・・こういう曲は。たまらなく。
「Serendipity」なんて、よくこんな単語知ってるなぁ・・・って思ったら、造語なんですって。
「求めずして思わぬ発見をする能力」という意味だそうで。
「ずっと前から君が僕を知ってたんじゃないかって思う」って歌ってる曲です。
●hand in hand
いつまでも二人手をつないで、そばにいよう・・・っていう熟年夫婦のような優しくなれる詩で、ストリングスが入った曲。
●太陽の唄
尚ちゃんがリードボーカル。この曲にすごく救われる気がしました。
なぜかというと、「Ants」の格差社会を歌う詩とメロディーはとてもやるせないです。
太陽はおしむことなく光を降り注ぐ
でもその光は同時に影を作ってゆく
金箔の椅子 絹のドレス 絵皿にフォーク突き刺す
歓楽の路地 チープなチーク イヤホーンでJ-POP ロリポップねぶる
目やにだらけ 痩せこけのベイビー 乳の枯れた乳房しゃぶる
人だって蟻んこさ 天(うえ)から見りゃ蟻んこさ
ここでドーンど気分が沈んだところへ、「太陽の唄」で光が射してきます。
蟻たちが ブロック塀 餌を抱えて 連なってく
ほら人間も 手をつないで歩いてゆく
燦々と 降り注ぐサンシャイン 太陽が唄ってる
どちらにも「太陽」と「蟻」が出てくるのですが、真逆です。
「太陽の唄」があることで、このアルバムは救いがあるのだと思います。
「ほら人間も~手をつないで歩いてゆく 燦々と・・・」ってところで、必ず私は微笑んでしまいます。
どうしようもなく泣きたいような気持ちとともに。
久しぶりの藤井兄弟の詩と曲は、長年のファンには待ちかねたものがありました。
これこれ、これだよーっていうところがたくさんあって・・・。
そして、フミヤの歌い方がすごく優しくなっていて、ひところのクセのある歌い方がすっかり抜けたかなって気がしています。
5月のツアーまで待つのは長い。それまでたっぷりF-BLOODの世界に浸っておくことにしましょう。
興味のある方は、楽曲名に歌詞ナビ♪から歌詞をリンクしているので読んでみてくださいね。
そして、ぜひ楽曲にも触れてくださいませ。
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